今週から1週間、仕事はかなり久しぶりの夜勤。
夜勤に入る週明けの月曜日は、とにかくいつもよりたくさん時間があって、とても変な気分なのものだけれど、これも久しぶりに味わう感覚。これを味わうのも久しぶりのこと。2年半ぶりくらいかな。
昨夜の雨天も収まってくれたので、本日は、まず市役所に行って早いうちに済ませておかなきゃいけない手続きもしてきたし、次に壊れかけていた愛用の自転車のサドルを交換もしてきた。この前から気になっていた事項を二つ片付けることも出来たから、変な言い方だけども、これで安心して夜勤体制に入れるってな心持ちで気分も良いですね。
さて、暇に任せてブログの更新を。久々に購入記録っぽい記事を。
この夏の1970年代の日本のフォークソングのマイ・ブームの余熱は今も続いていて、ホントに少しずつではありますが、ブック・オフなどのリサイクル・ショップやAmazonのマーケットプレイスを利用しての音盤収集に余念がないです。(笑)
↑最近、安価で購入した3枚のCDです。
まずは井上陽水さんの『GOLDEN BAD』。Amazonのマーケットプレイスで激安での購入です。先々月あたりだったか、やはり運よく安価で購入できた陽水の『GOLDEN BEST』の1年後に発売されたという、所謂裏ベスト盤的な性格の作品集のよう。『GOLDEN BEST』が代表曲、有名曲が中心なのに対し、こちらは、俺のこういった曲も、こういった面も知っておいてくれよ!的なものなのでしょう。陽水と言う人のクセの強さが如実に現れている楽曲群で、私はハマってしまいました。ロック的だったりファンクやテクノっぽい要素の感じられる曲があったり、井上陽水という音楽家の多彩さや、彼が常に時代の中に身を置き、呼吸し、聴衆にアプローチしてきたアーティストであることが鮮明にわかる選曲になっています。
次に高田渡さんの1970年代初期の傑作2枚。1972年の『系図』(紙ジャケット)。ブック・オフで1500円程度の値で売られていました。そして1973年の『石』。こちらは2年位前の廉価再発CD。Amazonでは久々にマーケットプレイスでなく新品での購入でした。
知る人ぞ知るっていうか、縁がなかった人は全く知らないままという存在だった高田渡さんですが、生き方というか人生観、世の中への視点がそのまんまこれらの作品に反映されているとしたなら、この方、生涯をかけてコンセプトアルバムばかり作り続けたスゴイ人であり、大衆の中から生まれた大衆のための歌がフォークソングだとするなら、この人こそフォークシンガーを実践した人であると言えます。と同時に、フォークに留まらず、デキシーランド・ジャズやブルースなどのアメリカン・ルーツ・ミュージックと、昭和の初期に生まれた流行歌の楽しさをわかりやすく若い世代に伝えてくれる人でもあって... 飄々とした外見と口調とは裏腹に音楽に対する物凄いヴァイタリティを内に持った人であったことを、久々の音盤入手以来改めて噛み締めるように知り、高田渡の音楽に出会えたことに感謝する毎日です。