ぼちぼちとではあるけれど、浅川マキさんの残した作品のCDを買い直していこうと思っている。
2011年頃だったか、マキさんが60年代~80年代にかけてリリースしたアルバムが二回くらいに分けてまとめて紙ジャケCD再発されたことがあって、その時に私はかなりの作品を買い集めたのだけれど、数年前の失業時代に金策のために全て売却してしまった。限定生産だった為、今となっては入手困難な盤もあったりして、今でもあのことについては思い出す度に忸怩たる思いがする。
ま、それはもう仕方ないこと。私の方もあれから数年経ち浅川マキさんへの思いも変わっているしね。あの時手放したCDを全点買い直したいとは思っていない。ただ何年経とうが忘れられない彼女の歌唱が収録されている1970年代、80年代の数点の作品は手元に置いておきたいなって気持ちが最近になって芽生えてきたんだ。で、今月に入ってからぼちぼち実行に移しているわけ。
現在買い直しているのは、上の画像の三点。正に録音当時のその場所の空気が漂ってきそうな70年代の二枚のライヴ盤(上の画像)と、(下の画像にある)彼女のスタジオ盤では一番好きだったかもしれない5thアルバムの『裏窓』。彼女の作り出す世界の中で私の感性を一番打ってくるのはここで描かれている世界かも。