先日、生まれて初めてヤフオク!の入札に参加した。たとえ中古で見つかったとしても自分の中で折り合いのつかない高値がついていて入手をあきらめていた、浅川マキのアルバムの紙ジャケット再発CD三点『灯ともし頃』、『アメリカの夜』、『マイ・マン』が、手頃な入札価格で出品されていたのを見つけたのだ。
入札した三点の内、心から入手したかったのは『アメリカの夜』。私にとって貴重な音楽体験となった浅川マキのライヴで聴いたことがある忘れられない曲であり、浅川マキからすると変わり種なカヴァーと言えるT-REXのカヴァー「CHROME SITAR」が収録されているという理由でね。あとの『灯ともし頃』、『マイ・マン』は、ここで入手できるなら、それはそれでラッキーくらいのもの。
さて、結果は...
競合相手も現れず余裕で落札出来たのが『灯ともし頃』。
早い時期から競合相手がひとり出現したのが『マイ・マン』。オークション期間(3日だった)のラスト1日でこの人と競り合うこととなったのだが、欲しいCDではあったけど、そこまでこのアルバムに思い入れがあるわけでもないので、オークション終了まであと30分を切ったあたりだったかな?向こうの入札価格がCD本来の価格(税込2400円)を超えた時点で落札を断念。
そして、落札したい本命だった『アメリカの夜』。オークション最終日まで競合相手も現れず楽勝かと思いきや、終了まで残り数時間というところでぼちぼちとライバルが現れはじめたのだな。(笑)で、残り3時間を切ったあたりで二人の競合相手に入札価格釣り上げ合戦が始まったのであった。ラスト1時間というところでCD本来の価格(2400円)を超え、ここで自分は一瞬躊躇したのだがやはり本命、3000円をちょっと超えるくらいまでなら出すつもりで頑張ったのだけど、ラスト10分というところで競合相手の一人が大きく釣り上げ4000円まで入札価格が上がってしまった。ここで自分は落札を断念。いくらなんでも定価の倍近い価格ってのは自分の中で折り合いがつかないからね。
人生初のネットオークション。本命が落札出来なかったのは残念だったけど、なかなかに刺激的な遊びですな。(笑)ハマる人が多い理由も少しは解った気がする。文中に何度か書いたが、自分の中で折り合いがつく価格かどうかを判断できる冷静ささえ忘れなければ楽しめる趣味になりそうだね。