「記憶に残る風景」 #地元
ひょっとしたら、今回のこの企画に乗っかって各はてなブログに掲載された風景写真の中で最もつまらない写真かも知れません。(笑)
ここ、昔、私が4年間勤めていた工場の裏手にある土手です。在職時の私の憩いの場でした。晴天の日の昼休みなど、缶やカップのコーヒー片手にひとりこの土手のコンクリート部分に腰掛けて、過ごしていたものでした。
元々、昼休みはひとりのんびりと午後からの仕事のために英気を養いたいタイプであることや、当時は昼食は摂らない派っていうか、摂ってもせいぜい菓子パンをかじる程度だったので昼休みはやたら時間があったから、会社周辺を散歩して過ごしてるうちにこの場所を見つけ、思いのほかの快適さをここに見つけたのでした。
ウォークマン(携帯用MP3プレーヤー)を持ち込んで、当時好きだったジャズ(ホレス・シルヴァー、リー・モーガン、ハンク・モブレーといったファンキーなやつ)や、友部正人や高田渡の歌、あと当時ファンだったハロプロ系のアイドルソングなどを聴いたり、携帯でインターネット(ネットのNEWS、ブログや掲示板の閲覧、書き込み、コンサートチケットの申し込みなども...)を楽しんだり、私用電話をしたり、時には何もせず土手に仰向けに寄りかかって空を眺めてたり...
地理的にいえばほんの隣町ではあるけれど、あの会社を去った以上、この場所に来ることも、この土手に座ることも、恐らくもうないであろうと思うと、地元にあるいくつかの記憶に残る懐かしい場所の中でも、ひときわ愛おしいですね。本日、Googleのストリート・ビュー越しに、かなり久々に訪れてみて、そう思いました。
地元の魅力を発見しよう!特別企画「地元発見伝」