空中散歩ブログ

そらなか004の思い出の保存庫です

時が流れたからこそ...

 この曲"Wasted On The Way / 時は流れても"はよく憶えている。1980年代初めに再編し、アルバム『Daylight Again』をリリースしたクロスビー、スティルス&ナッシュ(以下、CS&N)が1982年に放ったヒット曲。

 当時私は十代半ばで、洋楽に目覚めたばかりで夜になるとAM/FM問わず洋楽が聴けるラジオ番組に噛り付いているような少年だった。この曲はそんな当時に何度も耳にしたハーモニーが印象的な曲。耳には残っていたけれど、常に刺激を求める十代の少年の心をとらえる要素は乏しく、当時はそんなに惹かれなかったな。私がCS&N(及びCSN&Y)に惹かれるようになるのは、それから10年くらい後のこと。

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 CS&Nにしか生み出せない、湿り気があってちょっと感傷的な気分にさせられるハーモニー。別の用件でYou Tubeを漁っていた時に出会ったこのライヴ映像で聴けるそれは、しばらく彼らの歌に触れてなかった私に、彼らが私にとって大切な存在のひとつだってことを思い出させた。