空中散歩ブログ

そらなか004の思い出の保存庫です

ここからはじまるかもしれない

Rainbow Children

Rainbow Children

  • アーティスト:Prince
  • Redline Enter.
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 最近、プリンスの音楽にチャレンジしてみたいと思うようになってきている。1980年代に洋楽好きの青春時代を送りながらプリンスは音盤を所持し聴くという意味では全く通っておらず、むしろラジオの洋楽番組から否応なしに流れてくる彼の曲を耳にして、苦手意識のほうばかりが一方的に膨らんでいたな。要はプリンスの80年代のシングル曲が嫌いだったということだ。

 その後21世紀に入ってから、きまぐれにCDを手にしてみたりもしたことが何度かあったりしたが、最盛期とされる1980年代の作品ばかりだった為か、「やっぱり俺にはプリンスは無理」としかならなかった。

 2021年の秋、ジャジーな趣強めという評価を耳にして、何度目かの気まぐれを起こして手にしたのが、プリンス2001年の作品『Rainbow Children』。ジャジー云々と言うよりコンセプトアルバムのような構成の作りが印象的で、プリンスのギターを始めとするむしろロック的なカッコ良さが感じられる演奏も随所で聴けて引き込まれてしまった。気に入ってしまった。本作を聴いて初めてプリンスの音楽との接点が見つかったって感じだ。で、ここをプリンスとの出会いとして、この偉大なる音楽家の軌跡に触れてみようかって気になり始めたわけだ。結構真っ新な心持ちでプリンスの音楽に接することが出来そうな気もしてきたしね。