空中散歩ブログ

そらなか004の思い出の保存庫です

あるツイートを見て思いだしたこと

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 Twitter内検索中に見つけたツイート。いつものように埋め込みでなく、一旦画像として保存しての貼り付けなのは、これがリツイート機能を利用しての何ツイートかの続き物ツイートで、私が用があるのはあくまで上に貼り付けたツイートのみだったので。

 このツイートにあることは、正に私に当てはまること。「小さいころからの映画を観る習慣づけ」がないまま大人になってしまったから、映画鑑賞は劇場であってもDVDやブルーレイであっても、それなりの心の準備が必要なちとハードルが高い娯楽である。とはいっても、そのことについて自分自身を考察するような記事を書きたいわけではなく、小さいころから映画を観る習慣づけがなかったそもそもの原因を私は憶えているってことをこのツイートを見てふと思い出し、そのことを書いてみたくなった。

 私が幼稚園児だった4歳か5歳の頃のこと。「東映まんが祭り」とかそのたぐいの子供向けのオムニバスな映画興行の割引券を誰かから貰ったとかで、父が私を連れて広島市内の映画館に連れて行ってくれた時、真っ暗な場内でスクリーンに集中することに私が耐えられず途中からぐずったり駄々をこねたりし始め、結局、上映途中で映画館を出る羽目になったということがあった。「お父さんは(映画を観る為に)〇〇〇円も出した(払った)んよ!」と劇場のロビーのベンチで叱られたことは今も憶えている。この時の帰宅後に父は母に「二度と子供を連れて映画を観には行かない」宣言をしたらしい。(笑)

 実際、この時以降、小学生の頃に母と私と妹でほんの1、2度、話題作を観に行ったことがあっただけで、基本的に家族で映画館へ行くことはなかった。私がようやく映画を観るという行為を覚えたのは、ずっと後年の高校生の頃だった。

 両親は映画が娯楽の中心だった世代の人だし、決して映画嫌いではなかったと思う。幼稚園児だった私が、駄々をこねず父に連れて行ってもらった映画を最後まで観る子であったなら、ひょっとしたら私の映画に対する興味やスタンスも今現在とはちと違ったものになっていたかもしれない。