TVのローカルニュースを観ていたら、大昔によく訪れていた広島市内のとある街並みが映っていた。その懐かしい風景の中には、遠い昔の二十代半ばに差し掛かるくらいの年齢の頃によく出入りしていた当時の遊び仲間の一人が住んでいた古いマンションがあって、それが懐かしさをさらに増大させていた。余りの懐かしさに一瞬目頭が熱くなりかけていたかもしれない💦
平成の初め頃、あのマンションの一室は、部屋の主の趣味仲間/遊び仲間の週末や休日の溜まり場の様相を呈していた。男ばかり5～6人の仲間が、煙草を片手にポテトチップスやピザをアテにしてビールやらインスタントコーヒーやらを飲みながら、皆が持ち寄ったロックやソウルのレコードやカセットテープを聴いたり、部屋の主が録画していたTVの音楽番組や映画を観たりしながらワイワイガヤガヤ時を過ごしているところに、たまに私も混ぜて貰っていた。
広島市内とは言えど現在の私には全く用のない街なので、足を踏み入れることはこれから先の人生でもうないのかもしれない。事実あの辺りにはもう20年近く行っていない。自分の中ではもうずいぶん前から「遠いところ」になってしまっている街である。TVで懐かしい街並みを久々に観ながら、かつて週末や休日の夕方近くに広島市内中心部からバスで何度もあの街を訪れ、街中にあるマンションの一室で仲間と楽しく過ごしたあの日々ってのはホントに自分の人生の中にあったことなんだろうか...なんて考えすら頭の中を過ったりした。
