空中散歩ブログ

そらなか004の思い出の保存庫です

真夜中過ぎにとりとめもない話を…

 いつの頃からか、書かれる記事の内容に共感できないことが多くなってきて読みにいくこともなくなってしまったけれど、数年前までロック好き、音楽リスナーの先輩として敬意を払いブログをよく読みに行かせていただいていた、私より10歳ちょっと年上のブロガーさんがいた。

 今夜とあることでネット検索していると、その方が8年前に書かれたブログ記事がヒットした。その記事は私がその方のブログを読みにいきはじめた頃に書かれた記事で、私が最初に共感に似たものを覚えた記事であった。

 凡人の私なんかからすると、波乱万丈な人生を歩んでこられた方であったが、その記事によるとその方の人生の歯車が狂い始めたのは1990年代も半ばに差し掛かろうとしている1993年からだったんだそうだ。まあそれは、その方がいる世界っていうか業界の流れが変わり始めたことも起因しているようなので、その方の責任云々だけでは片づけられないのだけれども...

 で、私個人の話であるが、私自身のだらしなさや意志薄弱さやらで、当時働いていた会社での人間関係や生活スタイルが崩れ始めたのが、振り返ってみると1993年あたりからだった。だから8年前にその記事を読んだ時、「ああ、事情は全く違えど同じ1993年から人生の風向きが変わってきたって人がいるんだなあ」と、まったくもっておかしな話だが、その方に勝手にシンパシーのようなものを感じてしまったのだ。

 1993年からの5、6年くらいの間は、今となっては恥ずかしくて思い出したくない、消してしまえるものなら消してしまいたいとさえ思えることの方が多い年月だった。なにかしらあって、怠惰さや意志の弱さが頭をもたげてきたり、足元や心が揺らいでくると、ふと思い出すのがその頃のことだ。もうあの頃の自分に戻りたくないという気持ちが、私の尻を蹴り上げ、踏ん張らせている。