もう満足なのです
(中略)
わかっているんです
(中略)
今の推しの代わりになるようなかわいい子はきっといるだろうし
まだまだ知らない、面白いグループもたくさんある
でも、また1から現場に行って同じことをするのは、もうたくさん
ここまで推すのは、彼女だけで充分...
本日アイドル関連でYahoo!検索をしていて引っかかった、とあるアイドルヲタクの男性のブログ記事にあった一節。その記事は、応援していたアイドルグループの解散と共にアイドルヲタク(略称:ドルヲタ)を卒業することを既に決めておられて、あらためてその決意の程を綴った記事であった。"彼女"とはそのグループの中で一推しだったメンバーのこと。私とは推しグループや参戦現場はまったく被らないドルヲタさんだが、これは心に響いてくる一節であった。
彼なりにヲタクをやりきったんだろうね。もうこれ以上ドルヲタとしてやりたいこともないという心境にまで辿り着いたのかもしれないな。そんなアイドルグループに出会えて悔いのないヲタ活ができたのなら、それは幸せなことだと思う。
ひめキュンフルーツ缶の楽曲とライヴに惚れこんで「通っていた」と言える程に現場に何度も足を運んでいたかつての数年間、「こんなに推せるグループにはもう出会えないだろうな」「今、ひめキュンを推しているような熱意でもって推せるグループを新たに見つけるなんて不可能だよなあ...」ってな思いが過ることが度々あった。
だけど、ひめキュンを推している最中に出会った、BILLIE IDLE®と2016年に再始動した第二期BiSは、やがてアイドルへの熱意の注ぎ方ごと私を変えてしまった。ひめキュンの推し方とは違う形で推すようになったBILLIE IDLE®やBiSに、私のヲタ活の比重は徐々に徐々に移っていった。推しているグループと並走するような...極端な言い方をすれば、ドルヲタとしての運命を推しているアイドルに委ねているような、そんな心持ちでの推し方やそんなヲタ生活で育まれる価値観は、案外簡単に覆されるってことをあの時に身をもって知った。
ドルヲタとして冒頭の一節のブログの主のような境地に辿り着くことなど、私には恐らくないであろう。だからこそ、あの一節が心に響いてきたのであろう。一瞬、眩しかったのであろう。