名曲「くたびれて」を生んだ1971年3月に収録された最初期のスタジオ録音で、1991年に初めてリリースされ、2005年限定盤『村八分BOX limited edition』 にリマスタリング収録、2007年に単体でリイシューされて以来11年ぶりのCDリイシューとなる...
記事にある1991年に初めてリリースされた同CDってヤツを確かに自分は購入してるんだよな。ただアルバムタイトルはオールひらがなの『くたびれて』ではなく『草臥れて』だった記憶。で、それが私の唯一の村八分体験。収録曲のネタ元っていうかインスピレーションの源が一聴して判ってしまう楽曲群には驚かされたなあ。(笑) 例の名高いライヴアルバムは、まだ一度も耳にしたことがない。
1990年代の初め、村八分のギタリストであった山口冨士夫氏が率いていたティアドロップスというバンドを結構夢中になって聴いていたことがあって、その延長のような感じで『草臥れて』を手にしたんだったと思う。
記事を読んで一つ思ったこと。デビュー時の村八分は、メンバー全員20歳前後と若かったんだね。同時期に活動していた英国産のブルースロック/ヘヴィーロックのバンドであったフリーなみに若年者揃いのバンドだったんだな。辿った『草臥れて』の記憶や、残された往時の写真などを見るにつけ、どこか老成した印象を受けてしまうところも、またフリーっぽい。出してる音は全然違うけどね。