この週末、マリア・マルダーの初期代表作である名盤『オールド・タイム・レイディ(原題はシンプルに『MARIA MULDAUR』)』を買い直した。本盤が私の手元に帰ってきたのは10年以上ぶりだと思う。
米国ルーツミュージックのエキスがたっぷりの楽曲群、マリア・マルダーの官能的な歌、豪華な顔ぶれのミュージシャンによる演奏も心地よく、最初に本盤に夢中になった頃と変わらず大好きなアルバム。
ただ、彼女に関しては、本作と次作にあたる同傾向のアルバムで、同じく今年になって久々にCDを買い直した、『ドーナッツ・ショップのウェイトレス(原題『Waitress in a Donut Shop』)』しか知らないままであるという状況を脱しなきゃという思いが結構昔からあることも書いておきたい。ホント、この2枚の以前も以後もさっぱり聴いたことがないんだよねぇ。