空中散歩ブログ

そらなか004の思い出の保存庫です

久々に戻ってきたCDのブックレットのお話

サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム+2

サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム+2

 

  つい先日、20数年ぶりに買い直した、マイルス・デイビスの『サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム+2』。「超」の字が付くくらい久々に所持することとなった本作について気づいたことをひとつ。

 このCDはブックレットが素敵。参加メンバー7人【マイルス・デイビス(トランペット)、ジョン・コルトレーン(テナー・サックス)、ウィントン・ケリー(ピアノ)、ハンク・モブレイ(テナー・サックス)、ポール・チェンバース(ベース)、ジミー・コブ(ドラムス)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ドラムス)】の一人一頁が割かれた、録音の合間に撮られたと思われる写真がどれも良い。

 興味ある方は是非CDを手に取って頂きたいので、ここにそのブックレットの写真を載せることはしない。

 個人的に思ったことを挙げておくと、一人ポーズをとるベースのポール・チェンバースが可笑しい。BLUE NOTEのアルバムジャケットでお馴染みの名カメラマン、フランシス・ウルフの撮ったテナー・サックスのハンク・モブレイはそのままレコジャケに使えそうなカッコ良さだ。

サイドマンに惹かれて…も、ひとつのパターンなのだ

 去年から今年にかけて、それ以前にはなかったくらいにジャズのテナーサックス奏者であるところのチャールス・ロイド(Charles Lloyd)の名前や画像をTwitterの我がタイムラインで見かけることが多い。原因は単純に昨年後半あたりからジャズ関連のアカウントのフォローを増やしたからだけかな?

Charles Lloyd (jazz musician) - Wikipedia

 チャールス・ロイドと言えば、代表作であり、ジャズの名盤として紹介されることも多い『フォレスト・フラワー/Forest Flower: Charles Lloyd at Monterey』。

Forest Flower: Live in Monterey

Forest Flower: Live in Monterey

  • アーティスト:Lloyd, Charles
  • 発売日: 2005/01/01
  • メディア: CD
 

  私もこのアルバムはまあ好きで、ジャズのマイ・ブームが訪れる度に買い直している。ただ本作以外の作品までは食指が動かないまま。ほぼ、私はこれで充分。

 そもそも本作を最初に手にした理由として、キース・ジャレット(ピアノ)、セシル・マクビー(ベース)、ジャック・ディジョネット(ドラムス)で構成されているカルテットの作品だったからっていうのがやっぱり大きかったよね。後にゲイリー・ピーコック(ベース)を加えて不変のトリオを組むことになる、若き日のキース・ジャレットジャック・ディジョネットの演奏が聴いてみたかったのだ。

買って良かったと心から思えた1枚

ストリングス・フォー・ホリデイ

ストリングス・フォー・ホリデイ

 

Lee Konitz - Wikipedia

 ストリングスをバックに正に朗々とビリー・ホリデイ愛唱曲を吹くアルトサックスの巨匠リー・コニッツ

 ジャズの"ウイズ・ストリングス"ものは食わず嫌い的に避けてきたが、本作を聴いて、贔屓の奏者の音色をじっくり楽しむなら最適の形態なのでは?と思うようになった。