NHK-BSにて絶賛再放送中の連続テレビ小説「ちりとてちん」。現在は7週目を放送中。
徒然亭草若邸の真向かいにある居酒屋「寝床」にて開催されることになっている草若の弟子たちによる落語会に向けて、二番弟子の草々が稽古中なのが「愛宕山」という噺。主人公の喜代美のおじいちゃんが死ぬまでラジカセで愛聴していたテープの中身もこの噺でしたな。ある意味「ちりとてちん」の根幹になっている噺かも。そうそう!少女時代の喜代美が、お母ちゃんと二人で、この噺のように「かわらけ投げ」をやるエピソードもありました。
この噺のあらすじ等についてはウィキペディアで → 愛宕山(ウィキペディア)
より「ちりとてちん」を楽しむために、You Tubeで「愛宕山」を探して、いくつか動画があった中、本日も、先日に引き続いて、大名人である三代目・桂米朝の「愛宕山」をチョイスし、先ほど観終えたところです。この噺は、所謂「幇間噺」ですな。
お囃子や鳴り物といった「はめもの」がふんだんに使われ、愛宕山参りのために登場人物それぞれが山に登る時の様子も「はめもの」によって演出されています。下座さんとの呼吸が命の、素人目にも難易度が高そうなのがわかる演目ですな。ドラマの中で草々は、主に、荷を担いだ幇間の一八が下座の三味線にあわせて歌いながら山を上っていくところを稽古しています。