空中散歩ブログ

そらなか004の思い出の保存庫です

郷愁を感じる音

 ただいま近所の家が増改築中。我が家周辺でそういうことがあるのはずいぶん久しぶりのこと。

 よって、現在、普段の生活の中で耳に入ってくる音に、大工さんがリズミカルにトントン釘を打つ音やら、屋根の瓦の上を歩き回る時の足音やら、電気ドリルで穴を開ける音、電動のノコギリの音、頻繁に出入りする軽トラックのエンジン音などが加わっている状態です。あと、見知らぬ大工さんのしゃべり声なんかもそうかな?

 私は...っていうか、我が一家は、私が生まれてから小学1年生の夏まで、広島県は安芸郡府中町というところに住んでいました。で、私達一家が暮らしていたアパートの周辺は、私が物心付いたあたりから、現在も住んでいる東広島市に引っ越すまでの間、ずーっと新築、改築のラッシュが続いていました。

 小さいけど結構古くからある住宅街の転換期のような時期で、新たに建設中の家や改築中の家はそこら中にあった上に、付近の山が大きな団地や分譲住宅を作るために削り取られてる最中だったり、造成と整地が終わって次々に家が建てられ始めてる場所も既にあったりで、遠くで聞こえるさまざまな重機が動いてる音や、上記のような大工さんたちが工事中に出す音の中に囲まれて幼少期を過ごしたといっても、決して過言ではないと思います。

 だから、建設中の家から聞こえてくる音に対しては、「うるさいな」と思う感情よりも、懐かしさや郷愁の方が先に来ることが結構多いですね。(笑)でも、それは、あくまで一戸建ての家の建設中に発生する音に限った話ですけどね。