これが約50年前に撮られた映像であるとか、メンバー4人の内2人は既に故人であるとか、そういう事実なんぞ観てる内にどこかに飛んでいってしまってるな。最高にカッコ良いロックンロール・バンドが最高のライヴ・パフォーマンスで魅せてくれているって事だけがここでの事実だ。
スティーヴ・マリオットが、ハンブル・パイが、アーカイヴに封じ込められてたまるかと言わんばかりに、今にもPCのモニターをぶち破って飛び出してきそう。そんなド迫力のライヴ映像。
ハードなツアー続きの日々の果てにハンブル・パイは疲弊し、この映像が撮られた時から2年後の1970年代半ばには解散してしまったっていうのも頷けるなあ。このテンションを保ちながら続けていくのは並大抵のことじゃないのは素人でも容易に想像できる。