空中散歩ブログ

そらなか004の思い出の保存庫です

短いけれど、私とスティーリー・ダン

 ちなみにスティーリー・ダンを聴くようになったのは非常に遅くて10年ちょっと前くらいから。でも、年食ってから出会ったからこそ好きになれたのかもしれない。パッと聴いただけだと、若いうちに出会ってたらなんやかんや理由つけて嫌っていたかも知れないタイプの音だからね。

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あれがなければ...

 2002年か2003年だったと思う。かのエイベックスが発売元となってアングラ・レコード・クラブ(通称:URC)の名作群を続々とCDで復刻。それに乗じて音楽雑誌「レコード・コレクターズ」が巻頭でURCの大特集を組んだ。それが私とURCとの、そこからかつてレコードを出したことがあるアーティストとの出会いのきっかけであった。

 それは私にとって、聴く音楽の守備範囲と許容範囲を大きく広げてくれた大きな出会いだった。

 あの時あのタイミングでURCに出会えた事は今でも感謝している。あれがなければ、加川良高田渡友部正人三上寛も「名前は辛うじて聞いたことあるけど...」な存在のままだったろうし、なぎら健壱は私の中では単なるタレント/俳優に過ぎなかったであろう。なにより彼らの生み出した素晴らしい音楽には出会えないままであったろう。