押しが強い上に、殆どの人に対して貴方よりも自分のほうが上というニュアンスをさりげなく含ませたものの言い方をする。話を切り出すタイミングや話のテンポがいいので、こちらは無意識のうちにそいつに話を合わせてしまっている形になってしまい、そいつと会って話して自分の中に残るのはいつも不愉快でなんとなく落ち着かない気持ちの良くない感情。
高校時代の同級生で二十代半ばに差し掛かった平成の初頭くらいまで付き合いらしきものが続いていたそんな男を昨日すれ違う形で街で見かけた。30年数年ぶりだったが、まだ付き合いがあった若い頃の面影が大きめに残っていたのですぐ判った。結構な人ごみの中だったので奴も私もかなりのゆっくり歩行だったのも「すぐ判った」要因。ちなみに奴の方は一緒に歩いていた2、3人の人達との話に夢中でこちらには気付かなかった模様。
あの頃に奴に対して抱いていた気持ちの良くない感情を大事にして、それが「正解」と判断して、奴からの連絡をのらりくらりかわしながら1年以上時間をかけて離れた*1ことは今でも自分にとって良かったことだと思っている。まだ自分の中で自己を肯定できる術をちゃんと身に着けていなかったあの頃の私にとって奴は、少々大げさな言い方をすれば、人を内面から少しずつ壊してくる付き合っていても害にしかならない存在だったから。
*1:疎遠にした