主に紙ジャケット再発CDでだが、ローリング・ストーンズの旧譜の買い直し聴き直しが今の私の中のブームの一つなのだが、紙ジャケットでの再発がされていなかったり、品切れ状態の場合は、通常のプラケース入りで買い直すしかない。今回中古の国内盤を買い直した1995年リリースのライヴ・アルバム『STRIPPED』はそんな1枚だ。
以下はこのライヴ・アルバムの2曲目に収録されているボブ・ディランの代表曲『ライク・ア・ローリング・ストーン』のカヴァーを聴いて思い出した若かりし日の一コマである。
アルバム発売当時だからもう30年前になるのか、用があって広島市内に出かけた折に乗ったタクシーの中で流れていたFMのラジオ番組でこのカヴァーを初めて聴いた。だけども1990年代半ば頃といえば、私の人生の中で一番ロックから離れていた時期。買うCDといえばジャズ、おまけに金銭的事情から所持していたロックのレコードやCDの全てを中古屋に売却してしまっていて、当然ストーンズやディランの音源は手元に1枚もなく、ロックへの興味すら薄れてしまっていた。
タクシーのカー・ラジオから流れる『ライク・ア・ローリング・ストーン』にロック好き*1の血は騒いだものの、「だからと再びかつてのようなロック好きに戻れるとは思えないし…」とか「ロック好きは既に過去の話」という気持ちの方が勝っていて、ストーンズやアルバム『STRIPPED』に向かって行動することは結局なかった。「カッコいいけど、もう俺には関係ないし…」と心の中で呟きながらざわつくロック好きの血を抑えこんだ。
あれから30年。そんな時期があったのが信じられないくらい、ロックは今も私の傍らにいる。ちなみに前述のような状況から再びロック好きに戻ったのは1996年の終盤頃だったと思う。でもって、私が『STRIPPED』のCDをようやく手にしたのは確か1999年か2000年頃だった。
*1:当時の状況でいえば"元ロック好き"
