今週のお題「夏休みの宿題」
今もかすかに記憶に残っている小学6年生の時の夏休み。別に小学生時代最後の夏休みだからとかそういうことは関係ない。この年の夏休みの宿題のことだ。
夏休みに入る少し前に、当時仲良くしていた同級生二人との間で、市の公民館の中にある図書館がクーラーが効いてて涼しいからそこへ通って宿題をやろう!という話がまとまっていた。夏休みに入って二日目から土日を除いて毎日図書館に通い、13時から図書館の閉館時間であった17時まで、時々休憩をはさみながら夏休みの宿題用に担任の先生の手によるホチキス止めの手作り問題集*1に取り組むという日々を、我々3人は8月の初旬までの約2週間続けた。
クーラーが程よく聴いた図書館で思いのほか宿題ははかどり、我々3人はお互い教え合い協力し合いながら、なんとその2週間の図書館通いでその年の夏休みの宿題の問題集と読書感想文*2を終わらせてしまった。夏休みの前半終了の次点で残っていた宿題はテーマや内容は各自任せの自由研究*3と毎日書くことを義務付けられていた日記だけであった。
小学校から高校までの9年間で、宿題に追われるという感覚を持つことなく8月を過ごしたのは後にも先にもこの小学6年の時の夏休みだけ。これは一緒に公民館内の図書館に通ったほかの二人も似たような感じだったみたいだけど、あまりに悠々自適に8月を過ごしている風な私に、父や母は「宿題はどうなってる?大丈夫なのか?」と何度も聞いてきたものだった。そのたびに私は、既にやり終えていた宿題の問題集を持ち出してきて両親に見せていた。