俺はもうあまりロックンロールは聴かない。50年代の古いロックを、それが新鮮だった頃に聴いていた。エルヴィス・プレスリー、スコッティ・ムーアの演奏、ジェームス・バートンとリッキー・ネルソン、エヴァリー・ブラザーズ、そういったものが大好きだった。もちろん、当時はバディ・ホリーが一番好きだった...
リッチー・ブラックモアはバディ・ホリー派だったか!やっぱりあの世代(主に1940年代生まれ)の英国人ミュージシャンは、まずはバディかエディ(・コクラン)なんだなあ。エヴァリー・ブラザーズはちょっと意外だった。ロックではなくハーモニーが売りのポップ・デュオの印象が強いからね。昔から思わぬミュージシャンから彼等の名前が出てくることがよくあって、その影響力の高さには驚かされる。
こういう自分の音楽的ルーツを語る時に黒人ミュージシャンの名前が出てこないのがリッチー・ブラックモアなんだよな。かつてのインタビューで、ソウルやファンクといった米国のブラック・ミュージックには全く興味が無い旨の発言をしていたのを憶えてる。