昨日の夜は、リー・コニッツのアルバム『モーション』を繰り返し聴いていたな。ジャズと言う音楽自体が新しい時代に突入しようとしていた1960年代初頭(1961年)に録音された本作は、リー・コニッツ個人の軌跡の中でも分水嶺となるのかね?
ピアノレスのトリオ(コニッツのアルトサックス+ベース+ドラムス)ゆえの、"剛腕ドラマー、エルヴィン・ジョーンズとのスリリングな一騎打ち..."みたいな捉え方にはなかなか達せず、シンプルで心地よく面白い音楽として聴いてしまっているのが私のこのアルバムに対しての通常モードだ。
自分の多くはない手持ちのCDはこの『MOTION』以後の作品が殆ど。プレイヤーとしての全盛期と言われることの多い1950年代の作品については、これから遡っていくことになる*1。
*1:まったく聴いたことがないわけではないが...