先日、Amazonにて、20数年ぶりにデイヴィッド・リンドレーの『化けもの/EL RAYO-X』を入手した。
最初にこのアルバムを手にした若き日のあの頃は「評判のいいアルバムだし、聴いてみるか」くらいの気持ちだった。その時どんな感想を抱いたかも今や憶えていないが、ようやく開封して愛用のミニコンポに放り込んだ、あの時より二十数年が経過した数日前の夜は、一曲目の「僕のロミオ」のイントロを聴きながら「あ、これ好きだわ」と思ったな。(笑)
弦楽器の名手でセッションプレイヤーとして名高いデイヴィッド・リンドレーだが、本盤での彼は、実に魅力的なヴォーカリストである。