空中散歩ブログ

そらなか004の思い出の保存庫です

こういうこともあるさ

 昨日の記事にも少し書いたけど、CDラックもしくはその代わりになるものを、いま探していて、本日は午後から夕方まで、ニトリをはじめとして、町内のホームセンター、家電量販店、スーパーなどを回って過ごしました。ホントそれだけで、あまりにあっさりと過ぎてしまった感のある正月の三日目。

 二軒目のホームセンターに行った時のこと、ちょっと休息しようと店の外の駐車場付近にある自販機で缶コーヒーを買って飲んでいると、一人の初老の男性に声を掛けられました。誰かと思えば、若い頃に勤めていた会社の大先輩Tさん。現在60歳代半ばくらい。そうそう!去年の夏に地元の生協で十数年ぶりにバッタリ再会して話し込んだことがあったな。実はこのTさん、この町の人じゃないんだけど、最近はよくこの町に車で買い物に来ることが多いみたいです。

 自販機の前辺りで20分くらい立ち話をしたんだけど、かつて同じ会社に勤めていた以外の共通項はないから、近況報告をし終われば、あとはあの会社時代の思い出話くらいしか話題はなく、余り乗り気がしないまま、Tさん主導であの会社であった様々な出来事や同僚だった人の思い出話をしてお別れしました。

 このTさんって人、当時からかなりクセが強く好き嫌いをはじめとして何につけても主張が激しい人でしたが、この点は今も変わってませんね。ま、変わりようがないか...話が会社時代に自分と反りが合わなかった人のことに及ぶと、退職されてもう5~6年は経つだろうに、未だその人についての恨みつらみめいたことや辛らつな人物評をバンバンまくし立てておられました。正直、この辺は聞いてるのがツラかったな。

 なんていうかこの人って、合わない人のいなし方、嫌な事があった時の気持ちの切り替え方や引き摺らない方法、"他人は自分が気分良く過ごすためのお膳立てをしてくれるためにここに存在しているわけじゃない"っていうごく当たり前なことを、学ばないまま会社生活を過ごしてこられたんだなぁ...なんて思っちゃいましたねぇ...まあ、私もこの人の全てを知っているわけじゃないから、この場所とはいえ、そう断言しちゃうのは危険かもしれないけど。

 そして、若い頃の一時期に私がこのTさんと結構気が合って、昼休みの時など職場の休憩場所で抵抗などなく一緒に過ごしていられたのは、私もこの人のそういうところに近いものを持っていたからかもしれない...とも思っちゃいました。

 以上、この三が日の内に味わった、ちょっとだけ嫌な心持ちのお話でした。

 

 あ、念のために言っておきますけど、Tさんは決して「とんでもない人物」ってわけじゃありません。仕事の面では問題なかったし、年功序列や人との距離の計り方もきちんとしておられました。ただクセの強さが災いして長所がかき消されて人物が捉えられることが多い人だったんです。