購入したのはもう先週のことになるけど、本日になってようやく開封し愛用のミニコンポに放り込んだのは、やっぱり友部正人さんの『また見つけたよ』だから、少し構えてしまうところがあったのかもしれません。(笑)
友部さんがハーモニカホルダーを首に掛け、アコギをかき鳴らせば、口から溢れるように聴き手のイマジネーションを刺激する言葉が出てくる。それは、何かで包んだりコーティングしたりなど一切していない生きた言葉だから、思わず目をそらしたり耳を塞いでしまいたくなるものも少なくない。本作での友部さんはかなりドスを効かせたような声の発し方をしているから余計に...
それゆえにね、この音盤一枚分たっぷり友部さんを味わってしまうと、何かに憑かれてしまうのと同様の状態になってしまうのかもしれません。6年ぶりくらいに通して聴き終えてまず思ったのは、「逃れられないな」だもの。(笑)
で、その後は他の音楽を聴く気にはなれず、ひたすら本作をリピートしていたのでありました。