ザ・バーズが68年11月にサンフランシスコにあるAvalon Ballroomで行ったライヴ。当日のライヴ・パフォーマンス音源全19曲がリスニング可。海外の音楽ブログCaptains Dead企画。無料DLも可能のようです http://t.co/YRkeR9BmUy
— amass (@amass_jp) 2014, 3月 22
ザ・バーズ(The Byrds)が1968年11月に米カリフォルニア州のサンフランシスコにあるAvalon Ballroomで行ったライヴ。当日のライヴ・パフォーマンス音源全19曲がリスニング可。海外の音楽ブログCaptains Dead企画。無料DLも可能のようです。
以下のURLのページで聴けます
http://captainsdead.com/the-byrds-live-from-the-avalon-11-2-68.html
フォークロックの旗手として1960年代半ばの米国のロック・シーンに颯爽と登場。そこから見事にロックの新時代の先を読んだサイケデリックロックへの華麗な転進を経てザ・バーズがたどり着いた次なる境地は、なんとカントリーをベースにしたロックでありました。
後にカントリーロックの先駆者との評価を受けるグラム・パーソンズを迎えてカントリー・アルバム『ロデオの恋人/Sweetheart of the Rodeo』を発表したザ・バーズですが、グラム・パーソンズはごく短期間で脱退。そして、このパーソンズと共にこのカントリー路線を推し進めていたオリジナル・メンバーのクリス・ヒルマンも、パーソンズを追うようにして脱退してしまいます。こうして名作『ロデオの恋人』を創り上げたバンドは、あまりにもあっけなく瓦解してしまったのでした。
壊れてしまったバンドを立て直すべく、リーダーのロジャー・マッギンは、『ロデオの恋人』にセッション参加していた腕利きのギタリストのクラレンス・ホワイト、そして、これまた腕の立つリズムセクション、ジョン・ヨーク(ベース)、ジーン・パーソンズ(ドラムス)をザ・バーズに加入させます...
大まかに書くと、↑そういう過程を経てスタートしたばかりの新生ザ・バーズのライブが、上に貼り付けたツイートにあるURLの先で聴けるライブです。
音源の存在自体が個人的にも嬉しい1968年後半のザ・バーズのライブ。無料でDL可ということなので、早速DLしました。まずはCD-Rにコピーしたのですが、私が現在自室で常用しているミニ・コンポは、なぜかCD-Rに焼いたMP3音源の再生が出来ないので、仕方なくiPodに転送&同期し、iPod音源をミニ・コンポを通して再生できるという我がミニ・コンポの機能を利用して、今、部屋にこのライブ音源を流しています。
『ロデオの恋人』収録曲を中心に、フォークロック期の代表曲あり、サイケ期の名曲「Eight Miles High」あり、お得意のボブ・ディランのカヴァーもあり...といった満足できるセットリストに加え、新リード・ギタリスト、クラレンス・ホワイトのギターワークもたっぷり聴けるということで、非常に嬉し楽しい音源であります。
同時に、演奏力の高いメンバーを揃え、ライブ活動により力を入れていくようになったロジャー・マッギン率いる新生ザ・バーズの第一歩という側面もある貴重な記録音源であるともいえるのが、この"the byrds live from the avalon, 11.2.68"なのですな。
同時期と思われる1968年のザ・バーズのライブ映像↓