終戦を迎えた日。め以子(杏)は大阪に戻ることを決意する。が、大阪市内は荒れはてており、さっそく荷物を奪われる。西門家になぜか室井(山中崇)がおり、驚くめ以子。心配する希子(高畑充希)に、和枝(キムラ緑子)のもとに帰るように説得されるが、家族を待つというめ以子の意志は固い。闇市に足を運んだめ以子は、くずジャガイモを揚げて売ることを思いつく。源太(和田正人)の助けで商売を始めたものの、さっそく香月(波岡一喜)らチンピラに場所代を請求されるはめに。激怒したあげく源太にまであたるめ以子。不思議がる源太に、希子は活男の戦死公報のことを伝えめ以子の気持ちを思いやる。め以子は闇市の屋台でおいしく食べてもらうことにやりがいを感じ始める。藤井(木本武宏)と再会し、手元にぬか床が戻る。やがて実家の卯野家と、ふ久の嫁ぎ先の諸岡家が無事とわかる。久しぶりに米を手に入れ、炊き出しに精を出した日に、泰介(菅田将暉)の復員という最高の喜びが重なる。活男の件に衝撃を受ける泰介。め以子の周囲に集まる子どもたちを見て、身寄りを亡くした人たちのために動き始める。そして東京から戻った静(宮崎美子)にめ以子は驚きながらも喜ぶ。
「ちりとてちん」再放送は、つい数日未視聴分を溜め込むことはあっても、「ごちそうさん」の方は、そういうことは一度もないです。(笑)念のために一応、毎日録画をしていますが、録画に頼らざるを得ない日があっても、必ずその日の内に視聴しています。やはり、リアルタイムで放送されていて、初回からずっと視聴し続けているドラマの方が、「早く続きが観たい」って気持ちは強くなっちゃいますね。
戦争が終わり、焼け跡のドサクサ期に突入した大阪にめ以子が戻ってきたところから、今週のNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」は始まりました。
空襲でなにもかも奪われても、丸裸にされても、なんとかして生きたい、生き延びてやる!っていう人の本能や、明るさや元気さを失わず協力し合って苦難の時代を乗り越えようとする庶民のたくましさが丁寧に描かれ、数週にわたってドラマを覆っていたカーキ色の重苦しかった空気も、め以子らの行く手を阻む時代の壁もなくなり、新しい時代の息吹さえ感じられた、見所の多い一週間でありました。
和江ちゃんから貰った食料を強奪されるなど、いきなり焼け跡のドサクサ期の洗礼を受けてしまっため以子だけど、もうこれからは「困難」や「苦難」はあっても、生きたい道を遮るものはない。久々に #ごちそうさん から閉塞感が消えた。それが如実に感じられる今日の15分でした。
— 【空中散歩】 (@in_the_air3stps) 2014, 3月 10
め以子と室井さんの「ごちそうさんでした」の合唱は、もう放送分も残り少ないけど、#ごちそうさん 戦後編の「はじまりの歌」に聞えました。^^
— 【空中散歩】 (@in_the_air3stps) 2014, 3月 10
時空を超えて尊建兄さん登場。この世界では地回りをやってはるようで。チンピラっぽい風貌が何時の時代にいてもよくお似合いです。(笑) #ごちそうさん
— 【空中散歩】 (@in_the_air3stps) 2014, 3月 11
め以子には、焼け跡期の荒波が次々と押し寄せてくるけど「自由」という武器を得ため以子には、もう「前」しか見えない。この時代を泳いでくに必須なプラス思考と逞しさは、生来のモノに加えて、和枝ちゃんの元での大地とのみ向き合う生活で、より堅固に。画面に悲壮さや重苦しさは皆無。#ごちそうさん
— 【空中散歩】 (@in_the_air3stps) 2014, 3月 11
昨日は室井さん、今日は源ちゃんと、め以子の元には、20年以上にわたって助け合いながら親交を深めてきた「うま介」一派が集まりはじめている。今週中にお静さんも戻ってくるようだし、焼け跡の闇市にめ以子を中心とした「#ごちそうさん」の渦が巻き起こる兆しを見せてくれるのが今週なのか。
— 【空中散歩】 (@in_the_air3stps) 2014, 3月 11
#ごちそうさん これからの戦後の復興期って、今のめ以子が最も本領を発揮できそうな時代だと思うんだけど、今月でドラマは終わっちゃうんだよね。こうなると、「もはや戦後ではない」と言われた昭和30年くらいまで引っ張ってみたら...なんて欲が、今、出てきています。惜しいなぁ...(笑)
— 【空中散歩】 (@in_the_air3stps) 2014, 3月 11
うま介さんが焼く「かえるもん」がやたら美味しそうだったなw #ごちそうさん
— 【空中散歩】 (@in_the_air3stps) 2014, 3月 12
め以子が持ち前の前向きさと行動力でもって築いてきた人脈。「馬介」に集った人々、商店街の人々。かつてめ以子を中心に、助け助けられしてきた人々が、戦後の復興期に再びめ以子の元に集い、彼等なりの復興の基礎を作り始める。面白くなりそう。#ごちそうさん ならではの痛快娯楽作品的な側面。
— 【空中散歩】 (@in_the_air3stps) 2014, 3月 12
実務では殆ど役に立たないけど、室井さんの作家ならではの発想やセンスが、このまま闇市の一角に店を構えるだけでは終わらないであろうめ以子一派がこれから成そうとする事に生かされるのかもしれないね。やたら室井さんという存在を印象付ける細かい演出が多かったのはその布石?(笑)#ごちそうさん
— 【空中散歩】 (@in_the_air3stps) 2014, 3月 12
泰介無事に帰還。大阪に戻ってきてからずっと気を張り続けていため以子の、安堵の涙。いいシーンだったな。#ごちそうさん
— 【空中散歩】 (@in_the_air3stps) 2014, 3月 13
息子二人を、それぞれ豊臣方、徳川方につかせて、結果、お家を存続させることとなった、真田昌幸の故事をふと思い出してしまった、め以子の「ぬか床」の顛末でありました。(笑)#ごちそうさん
— 【空中散歩】 (@in_the_air3stps) 2014, 3月 13
「うまいもん横丁」の要職を任せられることになった時、しっかり手間賃を請求するところなど、改めてめ以子も逞しくなったなぁと。人生一番のどん底期に和枝ちゃんの元で過ごしたのは、ホント大きなことだった。和枝ちゃんの薫陶とその背中から得たものは、今のめ以子の大きな財産。#ごちそうさん
— 【空中散歩】 (@in_the_air3stps) 2014, 3月 13
とにかく今週は画面から活気というか庶民の生命力というか、そういうものがバンバン伝わってきて、観ていて楽しい。#ごちそうさん
— 【空中散歩】 (@in_the_air3stps) 2014, 3月 13
#ごちそうさん 戦争が終わったことを母子で噛み締めるように会話してるシーンが良かったな。め以子の「(偉い人も国民も)どっちも無責任やったんや」がいつまでも耳に残る。
— 【空中散歩】 (@in_the_air3stps) 2014, 3月 14
和枝ちゃんの元でひとり畑に向かった期間は、め以子にとって思索する期間だった。め以子がたどり着いた結論が、復員してきたたいちゃんの今後の指標になった。それはさすがエリートらしく、「根本的な問題」の解決を目指すものだっ...ある一家族レベルの、戦後の新しい夜明けの瞬間。#ごちそうさん
— 【空中散歩】 (@in_the_air3stps) 2014, 3月 14
め以子の叫びは、当時の多くの庶民の、「官」への心の叫びであろう。め以子が一貫して「め以子」であったのは、このシーンのためでもあったのでしょう。 #ごちそうさん
— 【空中散歩】 (@in_the_air3stps) 2014, 3月 14
だが、闇市で店を出していたことを罪に問われてるのであって、「官」を罵った(本音をぶちまけた)ことを罪に問われたのではない(多分)。これはやっぱり大きい。ここがすべてが重苦しいカーキ色の戦中編と違うところ。#ごちそうさん
— 【空中散歩】 (@in_the_air3stps) 2014, 3月 14
しかし、お静さんの再登場の仕方が、見事なまでに「戦後のお静さん」だったのには笑えた。この人は #ごちそうさん 登場人物の中で、唯一時代の流れや経年を、風貌や言動や仕草や思考で体現している人。
— 【空中散歩】 (@in_the_air3stps) 2014, 3月 14
尊建兄さんこと香月さんは、どうやらめ以子一派のよき協力者になってくれそうな存在ですね。泰介がはじめた活動の一環である「たずね人」の橋渡し。思わずめ以子を泣かせてしまった「かっちゃん」とそのお兄さんの再会の舞台となったのは、香月と彼が率いる一団の事務所でしたね。 #ごちそうさん
— 【空中散歩】 (@in_the_air3stps) 2014, 3月 15