Carpenters Close To You - YouTube
良質なポップスだとは昔から思っているけれど、特にカーペンターズのファンだったこともなく、ラジオで聴いて「いいな」と思った曲が数曲ある程度。レコードやCDを買ったこともない。
そんな私が、初めて携帯電話の着メロに設定したのが、彼らの代表曲のひとつである「Close To You /遥かなる影」でした。13年とちょっと前のお話。洋楽曲で、まあ耳に親しんでる曲で、奇を衒ってるような要素がないってのがチョイスの理由だったかな?あまり着メロみたいなものには凝らない性分なのです。
で、この曲を着メロに使っていた頃のことで忘れられないことがありまして。この曲を着メロに使ってた4ヶ月くらいの間、何度も同じ番号から間違い電話がかかってきていたんです。電話の主はいつも同じ男性の声。そして、かかってくるのは大抵、朝の出勤準備をしている時間。
「おはようございます。○○です。××さん、いつもお疲れ様です」が先方からの第一声。「は?どちらさまでしょう。何番におかけですか?」と私。「え?××さんですよね?」と先方。「いえ、違います。□□です」と私。「間違えでした。朝からもうしわけありません」で、先方が電話を切る。
このパターンの間違い電話が、10日に1回くらいの割合でかかってきて、それが3ヶ月以上続きました。最後の方では、電話に出た途端、「はい、間違えてますよ。こちらは□□です!」と自ら名乗るようになっていましたけどね。(笑)これが、どうしたわけか、「Close To You /遥かなる影」から別の着メロに変えて以降、不思議と収まってしまいました。
一度だけ、携帯電話を二階の自室に置いたまま階下で出勤準備をしていて、電話がかかってきたことに私が気付かず、例の間違い電話の主からの留守電が入っていたことがありました。
おはようございます。○○です。
××さん、体調崩されたそうで、その後如何ですか?
かなりしんどそうだったと聞いて心配しています。
お電話ください。
...こんな感じだったかな。例によっての私とは全く関係ない間違い電話なので、この時はスルーしてしまいましたが、上記のように留守電の内容がなにやらワケありな感じもあったので、あえて電話を掛け直して「間違いですよ!」とお知らせした方が良かったかなと、後になって思ったりもしましたね。留守電に残るいつもの男性の声が、かなり心配そうで深刻そうだったのでね。
ポップスのスタンダードゆえ、現在もよく耳にする「Close To You /遥かなる影」。ふと出会ってしまうことも多いこの曲を聴くたび、今でもあの日の朝の留守電の主の心配そうな声を思い出してしまいます。