空中散歩ブログ

そらなかのちょっと長い呟きです。

後にも先にもなかった、こんなタイプの人との付き合い

 もう四半世紀以上前の20代前半の一時期*1、当時の遊び仲間/趣味仲間の繋がりで知り合った、一回り以上年上(30代後半だったと思う)のお金持ちの男性(以下、Wさんとする)と親しくさせていただいていたことがあった。

 資産家の息子さんな上に、自身もフリーランスな立場で仕事をして高収入を得て、正に独身貴族を謳歌しているという言葉がふさわしい人であった。しておられる仕事の内容についても説明された記憶があるが、何度聞いてもよく解らなかった。(笑)

 仲間内で"ラーメンはどこの店が美味しいか"、"水餃子はこの店が美味い"とか盛り上がってた時*2に、「お前らが驚くくらい美味い店に連れてってやる」と、福岡に行くことを提案。話に乗った私と仲間内の一人の往復の新幹線代を彼が負担してくれて、その足で福岡へ。ラーメン代も水餃子代も博多駅からお店がある町までの往復のタクシー代もWさんの奢り。私も一緒に行った仲間も自分達が食べた分はお金を出そうとしたけれど、Wさんは「お前らに美味いものを知ってもらいたいと、俺が思っただけだから」と、受け取らなかった。

  Wさん含む5人くらいでとあるメジャーなロック・バンドのコンサートに行った時、その年の春にめでたく大学に入学したという仲間内の最年少だった男の子に、Wさんは「入学祝い」と称し会場であるホールのロビーの物販で売っていたそのバンドのグッズ*3全点を買ってプレゼント。合計3万円以上はしたのでは。

  過去に何度か欧米でのコンサートを経験しているくらいにローリング・ストーンズの大ファンであったWさん。1990年にストーンズが初来日して東京ドームで10日間10公演のコンサートをやることが決定した時、「伝手でスタンド席やアリーナ後方ならどの日でもチケットが手に入る。金がないならチケット代の何割か俺が負担するし、東京滞在費や交通費だって面倒見るから行けそうな日を言え!お前ら、このコンサートだけは観ておいた方がいい」と私達に。私は乗らなかったが、仲間内の3人がこの話に乗り、実際に大半の費用をWさん持ちでストーンズと東京滞在を楽しんだという。

  印象的だったWさんとのエピソードを三点ほど挙げてみたが、三番目のストーンズ初来日時の一件が、私には決定打となったのかな。この人からは離れた方が良いと思った。こうした彼の金銭感覚や気前の良すぎな所についていけなくて…というか、いつしかそれに恐ろしさすら感じるようになっていた。とにかく、"ありがたいけれど、この人にここまでしてもらう理由も義理もないんだよなぁ..."って思うことが、Wさんとの短かった付き合いの中で多すぎた。

 この時を境に私は少しずつWさんとは距離を置くようになり、やがて疎遠になった。ついでに言うと、疑問を感じる風でもなくWさんから「して貰いっぱなし」な、あの遊び仲間/趣味仲間の内の何人かとも、拭いきれない価値観の違いから距離を置くようになった。

*1:その期間は本当に短くて7~8か月ではなかったかな

*2:勿論、地元・広島市内での話

*3:パンフレット、Tシャツ数点、ステッカー数点、アクセサリー数点etc