空中散歩ブログ

そらなか004の思い出の保存庫です

7月6日の夜の話

 夜勤に出かける時間になって、ほぼ一日降り続いていた雨が再び強くなりはじめた。自転車での通勤は困難であろうと妹に車で会社まで送ってもらうことになった。

 国道は渋滞。妹の運転する車で国道を逸れ回り道をしながら会社近く…100メートルに満たない地点まではなんとかたどり着いたものの、道路の冠水でそこから会社までは近づけなかった。昨日から続いているこの大雨で、会社のすぐ前の川が氾濫した模様。

 車から降りて、歩いて会社に向かおうとしたのだが、会社に近づくたびに足は道路に溢れた水に沈んでいく。あっという間に膝まで水に浸かってしまった。どうしようもなくて妹の車に戻り、職場の責任者に会社に近づくことが出来ない旨を伝えようと電話をした。その時に初めて、今夜の夜勤は休みになったことを責任者N氏に知らされた。

 私も車を運転してここまで連れてきてくれた妹も、少し拍子抜けした心持ちで来た道とは別の道へ回り道して家へ帰り着いたのだが、膝より上まで水に浸かってしまうような冠水に生まれて初めて遭遇した衝撃と、今も次々とTwitterのタイムラインに入ってくる広島県内の大雨の被害情報、そして会社の(...っていうか今居る職場の)あまりにもお粗末な連絡網に呆れたっていう三点が重なって、家に帰り着いてから数時間たっても、私は気持ちのそわそわともやもやが収まらないままだった。