空中散歩ブログ

そらなか004の思い出の保存庫です

短編のようなおかしな夢

 家に帰り着くと母と妹が旅行から帰ってきていた。家のキッチンのテーブルには旅行のお土産と思しき物が所狭しと広げられていた。

 お土産の中になぜか一冊のバインダーノートのようなものがあった。妹にコレを貰っていいか尋ねると「いいんじゃない?」とのことだったので、私はバインダーノート(らしきもの)を持って二階の自室に向かうと、いきなり机の上に広げ手早く何かをバインダーノートに書き記し始めた。

 しばらくして再び一階のキッチンに降りると、先ほどは姿が見えなかった母が、妹と二人でお土産の整理を始めていた。母は妹に「あのノート(私が自室に持ち帰ったバインダーノートのこと)は何処?あれに今回の旅行の思い出を書こうと思うとるんよ」と話しかけていた。「あ!あのノート要るの?ちょっと書きたいことがあったけぇ俺が貰ったよ」と私。それに対して母は「ダメよ!この旅行のことを日記に書こうと思うて買うたんじゃけぇ」

 慌てて自室に戻った私は、バインダーノートを開き、母に返すために先ほど何かを書き記したベージ(2ページくらい)を抜き取ろうとした…ところで目が覚めた。私は夜勤に備えて布団にもぐって寝ていたのである。

 そう。すべて夢の中の話。勿論母も妹も旅行に出かけていなければ、テーブルいっぱいのお土産もその中のひとつであったバインダーノート(のようなもの)も存在しない。そして、私には新品のノートにいきなり2ページも使って書きたいこともなければ、私の母も、旅行中に写した写真の整理をすることはあっても、思い出を日記に書き記すようなことは、私の知る限り一度もしたことがない人である。