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空中散歩ブログ

そらなかのちょっと長い呟きです。

これも自分の根っこの部分

 記憶を辿ってみると、自分がボブ・ディランに興味を持つようになる本当に最初のきっかけは、高校生の頃にタイトルに惹かれてハードカバーを手にした、栗本薫さんの中編小説集「ライク・ア・ローリングストーン」なんだよね。声に出して読んだときの響きがよく、色々と想像力をかきたててくれるこのタイトルが、読了後ず~っと心に引っ掛かってたんだ。

 ラジオから流れてきたディランの同タイトルの曲を聴いて、「おいおい、なんか凄いものを耳にしちゃったぞ!」となったのは、それから2年くらい後だったかな。

 ちなみに「ライク・ア・ローリングストーン」に収められていた小説は3編あったが、どれもボブ・ディランとは関係なかったと記憶している。ディランの名前すら出てこない。ついでに書いておくと、同書のあとがき*1栗本薫さんは、「ボブ・ディランは嫌い」とはっきり書いておられた。(笑)

 栗本薫さんが青春時代を過ごした1970年代前半を、「あの頃」として振り返るように書かれた青春小説集「ライク・ア・ローリングストーン」。今頃になって思い出すことになるとは。ディランのノーベル文学賞受賞のNEWSの思わぬ副産物だな。(笑)でも、私が栗本さんにとっての「あの頃」の香りの強い風俗や音楽や漫画やTV番組などに無性に惹かれてしまうことがあるきっかけの何割かが10代の頃にこの本に出会い感化されたことにあるのは確かなんだよな。

 

 

*1:このあとがきが、本編の小説に引けを取らないくらい読み応えがあった記憶あり