空中逍遥ブログ

そらなかのちょっと長い呟きです。

「嵐」でふと思い出したこと

 「春の嵐」というはてなさんからのお題に沿って書いたひとつ前の記事をアップしてから数時間後に、ふと思い出したことがありました。

 「嵐」といえば「嵐の使者」。唐突ですが、それを思い出したんです。1970年代の英国を代表するハードロック・バンドであるディープ・パープルが1974年に発表した通産9枚目のスタジオアルバムの邦題です。ちなみに原題は『Stormbringer』でした。

 このアルバムを最後に、バンドの顔であり、ジョン・ロードと共に音楽的な中心人物であったリッチー・ブラックモア(ギター)が脱退し、第3期ディープ・パープルは終焉を迎えます。レコーディングは、前作『紫の炎/BURN』より加入した若いデヴィッド・カヴァデール(ヴォーカル)やグレン・ヒューズ(ヴォーカル、ベース)とリッチーとの音楽的な対立があったりなど、きな臭いムードの中で行われ、そんなバンド内の空気が反映されたような出来になっていることから、駄作扱いされることも少なくなかったアルバムだったと記憶しています。

嵐の使者

嵐の使者

 

  そんなアルバム『嵐の使者』ですが、私にはディープ・パープルの残したアルバムの中では忘れられないアルバムです。なにせ、70年代ロックのバイブルである『イン・ロック』や『マシン・ヘッド』よりも先に、初めて手にしたパープルのアルバムだからです。初めて自分の小遣いで買ったパープルのアルバムだからです。高校1年のころだったかな。なぜ『イン・ロック』や『マシン・ヘッド』ではなくコレを選んだのかは思い出せませんが。(笑)

 このアルバム、気に入ってましたよ。デヴィッド・カヴァデールとグレン・ヒューズ。ヴォーカルをとれるメンバーが二人いるハードロック・バンドという形態が私には新鮮でしたし、両名それぞれの持ち味も好きでした。重量感だけでなく柔らかさもあるカヴァデールに、ファンキーで艶っぽいハイートーンが魅力のヒューズってところでしょうか。私は複数人ヴォーカルを取れるメンバーがいるバンドに、より惹かれるところがあるのですが、その嗜好のルーツがこの第3期パープルだったのかもしれません。


Deep Purple - Stormbringer ft. David Coverdale ...

 

 1980年代の初めにレインボーリッチー・ブラックモアに出会い、遡ってディープ・パープルに関心を持つようになるのに時間はかかりませんでした。とにかくパープルのアルバムを1枚、また1枚と買い集めていく時のワクワクした気持ちは青春時代の忘れられない思い出のひとつです。