空中散歩ブログ

そらなかのちょっと長い呟きです。

まるで正直者のように

  先週の火曜日だったかな?地元のBOOK OFFで↓これを見つけちゃったのが運の尽き。とうとう本格的に友部正人さんの歌の世界に引き戻されることになってしまった私なのでありました。これから少しずつ確実にハマっていくことでしょう。(笑)

大阪へやってきた

大阪へやってきた

 

  私が金銭的事情その他で、手持ちの友部正人さんのCDを2枚だけ残しすべて売却し、それを境に友部正人さんの歌から遠ざかってしまった翌年の2009年に、ニ方背の紙ケース入りのHQCD(Hi Quality CD)として再発された、友部さんの1stアルバム『大阪へやって来た』。1972年、友部さんはこのレコードを世に問うという形で、日本のフォークのシーンに登場したのであります。

 これが出たことは知っていたけれど、前述のように既に私は友部さんからは離れていて、彼の歌のない生活にもボチボチ慣れ始めてた頃だったから、特に気にもなりませんでした。もう友部さんの歌に触れることもないだろうと漠然とながらも思ってましたからね。

 紆余曲折を経て、中古盤という形ではありますが、発売されてから5年後、私は手にすることになってしまったのでした。タスキなしで1950円也。CDショップじゃ最近見かけないし、中古盤もコンディションの良い物は2000円超えちゃってるし、まあ良い買い物だったんじゃないかな。

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  私は、このアルバムに収録されている「まるで正直者のように」が大好きなんですけど、ポーズも偽善も薄っぺらさも簡単に見抜いてしまうかのような、若き日の友部さんの射抜くような鋭い視線を感じるこの歌は、表題曲でもある「大阪へやって来た」の焦燥感と疾走感からスタートする本作の4曲目として聴きたい。本作の4曲目に収められている「まるで正直者のように」に勝る「まるで正直者のように」はない...というのが、友部さんの歌にどっぷり浸かっていた当時、勝手にながらも思っていたことでした。

 そして、その思いってのは、先々週末に6年ぶりに『少年とライオン』という友部さんのベストアルバムで1曲目に収録されていた「まるで正直者のように』を聴いた時に、真っ先に思い出したことでした。

 中古盤であることに若干の申し訳なさも感じないでもありませんが、こうして6年ぶりに手元に戻ってきた『大阪へやって来た』を聴きながら、私にとって最上の形の「まるで正直者のように」が、いつでも好きなときに聴ける喜びを、今、味わっています。