空中逍遥ブログ

そらなかのちょっと長い呟きです。

「モノ」として大事にしたい

 今ふたたびカセットテープが注目される理由とは?(exite.ニュース Excite Bit)

  1曲、1曲ちゃんとちゃんと聴かない人が増えたのは、CD時代になってからとにかく収録曲数が増えたことも大きく影響している(1枚のCDを最後まで通して聴くまで集中力が続かない)と思っているので、様々な音源への操作が出来るデジタル機器のせいばかりじゃないと思うけれど、創り上げた音楽を音楽好きな人に大事に聴いて欲しい、そういうリスナーが増えて欲しいという思いが、カセットテープでの楽曲リリースに繋がったというのが興味深かったです。

 ちょうど今、「ちりとてちん」再放送をきっかけに20年ぶりくらいの落語のマイ・ブームが再燃。かつて買い集めた大量の落語のカセットテープ群を聞き返すために、超安価ではあるものの久しぶりにラジカセを購入してしまっている...という状況にいる私ですが、15~6分から長いものになると30分近く(テープ両面使った1時間近い噺もある)ある、基本的に「~ながら聴き」など出来ない(聴き流してちゃ意味がない)落語に久々にカセットテープを通して触れることによって、「音源」という「作品」を大事に聴くという行為の大切さ、そうしないと解らない楽しさ、音源を手元に置いておくことによって得られる幸せな気持ち、について考えてしまうことがしばしばあったので、非常にタイムリーな記事でした。

 「手に取って『モノ』として聴いてもらいたい、大事にしてもらいたいっていう思いもありました。デジタルの音源は僕も便利に使っているんですけど、この半年くらいで立て続けにハードディスクが3台も壊れて、取り込んでいた音楽データが一気にほぼ0になったんです。でも、何百ギガっていう膨大な量の曲がなくなってしまったのに、あんまりヘコまなかったんですよね。だけど、たぶん同じ量のCDやカセットテープがいきなりなくなったら、めちゃくちゃヘコむと思うんです。だから、自分が作るなら、作り手としても思い入れがより深い形にして出したいなと」