空中逍遥ブログ

そらなかのちょっと長い呟きです。

紫煙の向こうの記憶

 またまた幼少の頃の話。夜(とはいっても7時台とか8時台ですが)にタバコを切らしてしまった親父は、よく私に小銭を渡して、子供の足でも歩いて5~6分くらいの近所のタバコを置いている商店に買いに行かせたものでした。多分自分は、TVのプロ野球中継や当時好きだったプロレスやボクシングなどに夢中になっていて、TV桟敷から離れたくなかったのだろうと思います。(笑) 

 夜に外出する機会など無いものだから、ホントたいした距離ではなかったけど、ひとりで小銭を握りしめて夜の通りを歩くのは、ドキドキもので、ちょっとした冒険って感じでしたね。 

 で、その際大抵余分にお金を渡してくれて、そのお金でお菓子なりなんなり好きなものをひとつだけ買ってもいいっていうのが、私と親父の秘密のルール。だから、親父からこのお使いを言いつけられるのが、私はいつも楽しみでした。 

 

 あれから40年...16年前に病気で入院して以来、親父はタバコとは縁を切ってる。プロ野球好きは相変わらずだけど、アニメや特撮やドリフや刑事ドラマなどの他の番組が観たくて泣いたりいじけたりしている私を尻目に楽しんでいた、プロレスやボクシングに対する興味は無くなってる。 

 で、幼き日より小さな長方形の箱の感触に親しんでいた私は、中坊の頃に親父のを失敬してタバコの味を覚え、同時期に始まったプロレスファンやボクシング好きの時代を経て、あの頃の親父並みかそれ以上のタバコ好きになっています。夜にタバコが切れると、買いに行かせる子供はいないので、自分で買いに行ってます。