空中散歩ブログ

そらなか004の思い出の保存庫です

久しぶりに会った人の話

 さきほど、近所のスーパーに買い物に行った際に、11、2年前に同じ会社の同じ職場で働いていたOさんという女性とバッタリ出会いました。私がその会社を去って以来だから9年ぶりくらいかな。

 このOさん、その会社ではベテランの部類に入るパートさんでしたが、仕事のレベルはともかく、口を動かしてないと手が動かないというちょっと珍しい人で、作業中に発生しがちなパートのおばさん連中の無駄話の源のひとりとされ、職場の責任者さんから、若干煙たがられてるところがありました。

 私は、その職場ではどちらかというと裏方的な仕事をしていて、表の作業場では聞けないような責任者さん達の話を耳にしてしまう機会がよくあったのですが、そこで聞いた話によると、前述のように、仕事中は口と手が同時進行で動く人で、Oさん自体はそれで作業能率が落ちることはないにしても、彼女の無駄話に巻き込まれた他のパートさんの方はそういうわけにもいかずで、とにかく行く職場行く職場でOさんは責任者さんから問題視されて、なんやかんや理由をつけて色んな職場をたらい回しにされているとのことでした。

 ところがこのOさん、職場を異動させられる度に、なんとかも方便でそう言い含められてきたのでしょう。ご自分は器用で仕事がよくできるので、ある職場が多忙で人員が必要になると優先的にそちらに自分が回されていると信じ込んでいらしたようです。(笑)私もあの職場に在籍中、そういうニュアンスの台詞を彼女の口から聞かされた記憶があります。

 

 さて、久々に会ったOさんと少しお話したところ、彼女は6年ほど前に諸事情でその会社をやめ、現在は、自宅近くにある会社にやはりパートとして入っておられるようです。相変わらず元気そうで、低めだけどよく響く声で「今はあまり目立たんように、力抜いても気は抜かずくらいのペースでやりよるよ。頑張りすぎとったらあの会社におった時みたいに忙しい職場をたらい回しにされるけえね。ああいうしんどいのはもう嫌じゃけw」みたいなことを言って笑っておられました。

 いやはや、とことんポジティヴでハッピーな人であります。敵いませんわ。(笑)