空中逍遥ブログ

そらなかのちょっと長い呟きです。

夢でも幻でもなかった人の話

 以下の文章は、もう7、8年前になるか、当時参加していたある掲示板(2chではない)で、怖い話、不思議な話をしなくちゃならない流れになった時に投稿したものを、これまた昔に書いてたブログのネタにするために、若干、手を加えたものです。

  俺が子供の時分(小学校の2年生くらいまで)に、ウチの親(特に母親)と付き合いのあったらしい女性で「シマオカさん」とか「シマオカのおばちゃん」と(我が一家は)呼んでいた人が、(私の記憶では)確かにいたんです。写真とかもないし、今となっては顔も思い出せないのですが、我が家には何回かやってこられて、家の中で両親と談笑していたり、ウチの家族と一緒にウチでご飯を食べてったり、一緒に買い物にも行ったりしていました。そういう記憶が確かに俺には残っているんです。 

 その「シマオカさん」と、両親との付き合いは、歳月とともにいつのまにか無くなってしまったようで、俺が中学に上がる頃には、既に忘れられた存在になっていたんじゃなかったかな? 

 俺が中3か高1くらいの頃、ふとシマオカさんのことを思い出し両親に聞いてみたことがありました。「昔、ウチによく来てた『シマオカのおばちゃん』っていたじゃない?どうしてるんだろうねぇ...元気なのかな?」ってね。 

 ところが、両親から帰って来た答えは、「そんな人知らんで。どこの人?」「ヒラオカのおばちゃん(ウチの遠縁のおばあさんです)の間違いじゃろ?もうとっくに死んじゃったよ」「そんな名前の人がウチに来たことあったかねぇ...?」でした...(苦笑)別段、かれらが嘘をついたり、誤魔化したりしているようには見えなかっただけに、かなり驚いたことを憶えています。 

 その当時で、最後に俺がシマオカさんを見たのは7年以上前だったと思いますが、子供はともかく大人(当時両親ともに40歳前後)が7年前までお付き合いがあったひとを、そんなに跡形も無くさっぱり忘れてしまうものでしょうか? 

 そういえば妹も俺とは別に、彼女が幼稚園の頃によくウチに来ていたシマオカのおばちゃんのその後について両親に訊ねたことがあったらしいですが、その時も似たような答えが返ってきたそうです... 

 とにかく、30年前に確かに実在して、ウチの親とどれくらいの期間かは知らないけど交流があったことは多分間違いない「シマオカさん」。ウチの親にとって、当時「シマオカさん」とはどういう存在で、どういう関係だったのでしょうか?ま、今となっては我が一家にとってはどうでもいいことではありますが、俺や妹にとっては何年経っても喉の奥に刺さった魚の小骨のような存在でしたね。近年兄妹でこの話が出ることは、さすがにないですけど。

  まず告白しちゃうと、さも私と私の家族に起こった出来事のように書いていますが、実はこれ、当時、友人から聞いた話。「俺」というのはその友人で、話の中に出てくるのも、当然、全部友人の家族です(笑)

 私は、霊感などない上、恐怖体験、不思議な体験など皆無です。でも、その時の掲示板内での話の流れや包まれていた空気の中で、何か自分もネタを提供しなきゃなと勝手に思い込み、ちょうど同じころに友人から聞いた話を、中身を崩さない程度に手を加えて(前述のこととか、あと例えば"シマオカさん"というのも、私が作った仮名。"ヒラオカのおばちゃん"も同様)、自分の話のように投稿したというわけw

 なぜ、そんな昔のことを今更蒸し返すような記事をこうして書いているかというと、先日、この友人と3年ぶりくらいに飲んで積もる話をした時、友人の口からこの「シマオカさん(仮名)」の話が出たからなのでした。彼はこの話を、昔、私にしたことは忘れていたようで、「俺がガキの頃、ウチでこんなことがあってさぁ...」みたいな前置きで話し始めたのでした。

 あ、そうそう!その時に、この「シマオカさん(仮名)」の話の後日談も聞けました。4年前に、この「シマオカさん(仮名)」が亡くなられた時、彼の両親が話してくれたそうです。なんでも、この「シマオカさん(仮名)」、彼の両親と親しくお付き合いしているうちに、怪しげな商売(マルチかな?)に勧誘してきたり、自分が入ってる宗教団体の活動に彼の両親を巻き込もうとしたりしたので、絶縁されてしまったとのこと。以降、彼の家では「シマオカさん(仮名)」の話は、完全にタブーとなり、そういう人との関わりは一切なかったことに、両親によってされてしまったそうです。