空中散歩ブログ

そらなか004の思い出の保存庫です

小さいけど転機

 以前にもここに書いたけれど、"アイドルは機会を見つけて現場に観に行ってナンボ"。"音源や映像のみで満足するという選択肢はない"っていう考え方でヲタクをやっている人間なので、時間や予算や体力の関係で「推せる」アイドルってのは限られてくる。あまり増やせない。

 よって、現場に行きたい。そして、定点観測的に見つめていたいアイドルグループというのが新しく自分の中でひとつ誕生したら、必然的にこれまでそういう気持ちで支持していたアイドルグループの内のひとつを切り離さざるを得なくなってくる。

 今、久しぶりに、そういう状況がやってきている。実はもう決断はしている。そんなに迷いはなかった。

#このタグを見た人は好きなタバコシーンを貼れ

 Twitterのタイムラインで「#このタグを見た人は好きなタバコシーンを貼れ」なるハッシュタグを見かけて、ふと浅川マキさんのことを思い出し、こんな反応をしてみた。

 浅川マキさんは晩年東京は新宿のPIT INNというライヴハウスにて、12月の最終週の数日間、「大晦日公演」と題した定期公演を行うのが恒例であった。私は2006年と2007年の暮れに東京へ遠征し、この「大晦日公演」を二日間二公演ずつ観ている。

 晩年のライヴでは終始サングラスをかけたままだったマキさんだが、ツイートにあるように、ステージで煙草を燻らせる姿を見るたびに、レコードジャケットをはじめとする数々の写真で見ていた煙草を燻らせるマキさんの佇まいと、今、目の前で起こってる現実が交差したような気分になって感動を覚えたものだった。

廉価に慣れすぎて…

merurido.jp

 聴いてみたかったシンガー、アルバムが目白押しなリイシューで、誠に朗報なのであるが、ここ数年、ロックやブルースやソウルものの国内盤再発は、1000円から1200円くらいの超の字が付く廉価再発が多いせいもあって、上記埋め込みのリイシューのように、価格が1500円を超えて2000円近くのものになると「高いな」と感じてしまったりするのだなあ。

 よくない傾向だよね。2000円以下で買えるだけでもありがたい、貴重なリイシューなのだから。

10年後にまた会おう…か

 昼間に出かけた先のとあるお店でラジオから聴こえてきたAKB48の2009年リリースの曲「10年桜」。この曲は10年前にAKB48にハマって最初に出たシングルであり、リアルタイムで最初に買った彼女等のCDだけに忘れられない曲。

 そして、久々に「10年桜」を聴いて、ブレイク前夜だった"2009年のAKB48"のことを自分は忘れられないでいることを実感させられたな。とはいえ、そんなに頻繁に思い出すってワケでもないけどね。

 10年前の今頃の私は、DMMにて毎日オンデマンド配信されているAKB48の劇場公演の視聴に夢中だった。毎日秋葉原の劇場で歌い踊り、笑い、ハプニングやサプライズに驚き、時に涙を流す少女たちをPCのモニター越しに見つめながら、大げさでも何でもなく、「こんな世界があったんだ!」と感激していた。

 あの頃を思い出すにつけ、TVでも、全国ツアーでも、アリーナやドームといった大箱でのコンサートでもなく、劇場公演が活動の根幹であった時代のAKB48にギリギリで出会えたのは幸運だったと思う。例えPCのモニター越しであっても...